同じ習い事で子供たちの様子を一緒に見ていた近所の奥さんから、
「部屋をリフォームして、ソファを買おうと考えてるんだけど・・・」
と相談をされました。
ある程度、目星はつけていたそうでその画像を見せてもらいましたが、ひと目見て、
「BLUE STARなら同程度の価格で、もっと良い選択肢を提供できる」と思いました。
とはいえ、奥さんは、
「オーダーは高いからね・・・」
とオーダーメイドの選択肢はなかったようです。
検討していたソファを気になっているようですし、私も無理して勧める気はなかったのですが「予算内でも良いものが作れるよ」と伝えると、依頼してくれました。
私はいつものように、じっくりとヒアリングさせてもらい、ソファを置く部屋のサイズや部屋のイメージ、どんな場面で使うのか、こと細かに聴いていると「そんなところまで聞くんですね」と驚いたようです。
デザインやサイズ感がある程度できたので、まだ製作途中ではありましたが、奥さんのところに持っていき、実際に座ってもらいました。ついでに、使用する生地を選んで頂き、 デザイン、サイズ、仕上げ材、座り心地の確認を改めてさせてもらいます。
そうやって、製作時間も一緒に楽しんでもらえば、ソファにもっと思い入れを感じてもらえるのではないかと思いました。
完成して1か月ほどたったころ。
奥さんとお子さん別々に話を聞く機会があり「その後ソファはどんな感じ?」と聞くと、奥さんは「子供が独占している」と、まんざらでもない嬉しそうな顔をしてくれました。
お子さんは、というと
「いつもお母さんが寝ているよ」
といって、楽しそうに笑います。
「ああ、よかったな・・・」職人冥利に尽きる瞬間でした。ソファが、家族の癒しの場として活躍していることが最高に嬉しく思いました。